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愛車『LeMond/Alpe d'Huez』での走行記録ブログ。
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2011年8月26日。

ここ数年、地元の盟友と行おうと話していた "大人の遠足" 企画を開催。御殿場から富士山の新五合目まで走ろうというのがその内容です(コースはこんな感じ)。

 

電車を乗り継ぎ、輪行で御殿場入り。友人マクサンス氏と合流してスタートです。

 

最初はこんな感じで天気もまずまずでしたが…


 

何せ道中はずっと坂。

 

登り坂。

 

冗談・誇張抜きで登りっぱなし。

 

しかも、その斜度がけっこうなものでして…早々にヘロヘロ(いつものこと)になったというパターンです。心の中で【御殿場へとんぼ返り】という挫折プランをも想像しました。ほんと、ひとりだったら早々に帰ってたと思います。でも、今日は大人の遠足。行けるとこまで行こうとマクサンス氏にも励まされて少しずつでも前へ。もし限界だと思っても、引き返せば御殿場まで下りっぱなしというのも大きな心理的アドバンテージでした。

 

スタートから5.5km地点にあったコンビニ以来の補給スポット「スカイポート水ヶ塚」で昼食。ここで休憩の後はいよいよ五合目に向けてのいわば本番ですが、この時点でキリが出始め、空はどんより…。不安な思いを抱きつつも出発。

 

しばらく走って北側へ右折し、富士山スカイラインの旧料金所を抜けた時、眼前に現れた坂を見て愕然としました。想像以上の斜度に「今日は無理だ、引き返そう」とこの日最大級の赤信号。これまでに積もり積もった疲労を抱えて平均7%の登りを13kmも…天気も良くないし…とネガティブな思考が頭を覆いつくしかけましたが、その時もやはりマクサンス氏が声を掛け、前へと導いてくれたのでした。

 

「よし、行けるところまで行こう…」そう思って走りだすと、道路の左端に立つキロポストがここへ来て "カウントダウン方式" に変わったことに気づきました。0.2km刻みで減っていく数字。次のキロポストまで頑張ろう、200mなら進めるぞ、と。止まらなければ、引き返さなければ目的地は近づくわけで、数字が減っていくにつれ「ここまで来たら最後まで…」という方向に気持ちが変化していきました。

 

肉体的な疲労は相当なもので、空気も薄くなっていたのか、心拍数もなかなか下がらないような状況でしたが、ゴールをイメージできるようになったことで気持ちは俄然元気に。七曲りの手前でいよいよ雨が本格的に降り始めましたが、濡れて走ることさえも心地良く思える不思議なテンションでした(普段、濡れて走るのはどちらかといえば嫌いなほうだと思ってたのですが…)。

 

 

登りは苦手なのに、しんどくなることはわかっているのに、それでも山へ行ってしまうのは……限界まで体力を使って、汗をダラダラ流し、ゼーハー息が上がる中で、坂を登ること、ペダルを回すことに集中し、自分を見つめることができるあの時間が好きだからかもしれません。

 

…なんてことを思いながら。

 


標高2200m付近。雨の中、こんな道を。

 

天候は回復しないだろうと思っていたのですが、



5合目付近で一瞬雨が止み、雲とキリが晴れた。山頂方面が見えてうれしかった。

 

…となんだかんだで、富士山新5合目に到達したのが15時半。半ばハイキング状態でしたが、それでも進むのを止めなければ辿りつくんですね。本来なら感慨に浸りつつここで大休憩と行きたいところですが、この日の5合目は雨。視界不良。気温15度。のんびりしてる場合でもないので休憩もそこそこに下山します。

 

ここからが登りよりもある意味、大変だったようにも思います。

 

下ろうとした時点で雨は本降り、路面はどウェットで下り急勾配、そして濃い霧……。しかし、留まっていては帰れないので覚悟して出発します。風を切るために体感温度はグッと下がります。自らが熱量を発することが出来ないのではないかとさえ思えるほど、凍えながらの下りです。下ハン握って腰を落とすため、登りではさほど負担のなかった腰へのダメージが出始め、かじかむ手は時に感覚がないと思えるほど…。迫る自動車をやり過ごしながら、細心の注意を払ってのダウンヒル。昼食をとったスカイポート水ヶ塚までもどり、一旦休憩。あたたかいお茶で少々回復し、再度気を引き締めて御殿場を目指します。

 

他にお客さんもなく…。

 

残り20km少々。これまで同様、慎重に下ります。標高が下がって空気があたたかくなってきたことや、雨が弱まってきたこと、急カーブが少なくなったこと等々、進むにつれて徐々に状況は好転します。市街地に差し掛かる頃には雨も止み、ウェア関係も乾きつつあったくらいでした。

 

…というわけで、御殿場駅に無事帰還。終わってみれば楽しいサイクリングでした。晴れていれば「景色サイコー!下りサイコー!」でそれもよかったかなとも思いますが、今回のこれはこれで『サイコー!!』だったなと思えます。雨に降られてのヒルクライム、土砂降り・遭難覚悟のダウンヒル、いずれもまたとない経験です。それを盟友マクサンス氏と走れたのですからよかった。ホント、途中で引き返さなくてよかったなと(笑)

 

しかしまぁ、自分の登りがひどかったことにはあらためて凹みました。先日の甲武トンネルサイクリングでも思い知ったことなのですが…それにも関わらずヒルクライムしてしまったことに反省の念もなきにしもあらず。当分、平坦メインでおとなしくしていようかな、と思います。フラットでロングなサイクリングを考えてみようかな、と。

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輪行は
おつかれさまです!
富士山か...そういえば一度も登ったことありませんが、椿ラインと比べていかがでした?
出発即ヒルクライムとなる輪行は、やはり心肺によろしくない
今度はぜひ自走で(笑)
hiroto URL 2011/08/30(Tue)10:08:29 edit
>hirotoさん
ホント、登りも下りも死ぬかと思いました(笑)が、楽しかったですよ。あの富士山に自転車で、というのはテンション上がりますね。今回のルート、交通量が少なかったので、その点もかなりよかったですよ。hirotoさんもぜひ!
さて、椿ラインとの比較ですが、足つきや休憩で考えれば断然、椿ラインの方がラクということになります。平均5%と平均7%の差ってあんなにデカいのね、と。まさに椿ラインの実績があったので、もしかしたらイケんじゃないの?なんて甘く考えてたとこもありましたが大間違いでした。まぁ、事前によーく考えれば、今回はスタートからゴールまでひたすら登りだったので、距離、斜度ともに椿ラインよりキツかったってことになり、すなわち撃沈必至だったという…。
自走で御殿場入りすればアップもできてよかったんでしょうか?いやいやいやいや(笑)そのプランはhirotoさんにお譲りしますよ!
【2011/09/02 09:08】
いやぁ上出来!
いろいろとお世話になったね。
結果本当に楽しかったよ。
やってやれない事もあるけど、やってやれて良かった。しかし下りの僕はマジしょぼい。
チョコバナナなんかで体は温まらないのに食べとかなと急に食べたり、カイロを譲る余裕もないおちょこのような部分もさらけ出せるのはYOUだからこそだ。しかしまぁホント楽しかった。
またそちらに行った際はよろしゅう。
この旅話は数年はもちそうだ。
サンクス!
マクサンス URL 2011/09/01(Thu)13:26:13 edit
>マクs
おかげさまで楽しい一日を過ごすことができました。自分ひとりだったらサクっと引きかえしてたことでしょう。ホント、登れてよかったです。
遠足は恒例行事にしたいですね。それなりにキツめのコースを選ぶことが重要なのかも?どんなコースだろうとオモロになることは間違いないとは思いつつ、限界ギリで生まれる何かは必ずあると思いますし。

>チョコバナナなんかで体は温まらないのに食べとかなと急に食べたり、カイロを譲る余裕もない

これは読んだ人には伝わりづらいのが残念ですね、まぁ、ボクは今後ずっと言い続けますけどね(笑)
また行きましょう!!
【2011/09/02 09:29】
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eveningwaves/ゆうなみ
性別:
男性
自己紹介:
こんにちは、ゆうなみです。

長めなライドは月イチ程度。
更新もそんな感じです。

まったく乗れない今日この頃です。

遠くまで行くのが好きです。
ソロもグループランも好きです。
登りにめっぽうめちゃ弱いです。
平地はのんびり走ってます。

2011、行ってみたい所
・大弛峠
・奥武蔵グリーンライン
・伊豆大島

美味いものサイクリング、
温泉サイクリングに興味アリ。
お帰りは電車で(笑)

よろしくお願いします。
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