吉崎氷室・かき氷ポタリング（結果的に） 2008/08/14 (Thu)

先に上げた「都民の森〜風張峠サイクリング」。
本日、実行予定でしたが、いろいろあって起きたら11時。

「今日は自転車ヤメとこうか」と思いもしましたが、
天気もいいので少しだけでも、と半ばやる気なく出発。

こんな日は近場でのんびり走れる多摩サイです。
下流へ向かい、二子橋〜丸子橋〜ガス橋〜多摩川大橋と走り、
用品をチェックしにY's環八R1店へ。
SIDIのシューズ、いいなぁ〜、と眺めて退店。

そのままさらに下流へ・・・という気分でもなく、
暑いし、テンションも上がらないので引き返すことに。


ガス橋

暑さでお昼ごはんを食べる気分でもないし、
どうしたもんか、と考えて気になるお店を思い出しました。
それは二子新地の商店街にある氷屋さんです。

先日、自転車で通り掛った時、
店先でかき氷が食べられそうな雰囲気に心惹かれたのでした。

お盆休みかな、と行ってみると、
開いてんだか閉まってんだか（笑）

　
二子新地・吉崎氷室。地図はコチラ

奥に人の気配がしたので声を掛けようと踏み込むと、
来客を知らせるチャイムが鳴り、奥からオヤジさんが。


おしながき


冷蔵庫から氷を取り出し、かき氷マッシーンで作ってくれます。

　
オーダーはイチゴミルク。
パッと見、ミルクが掛かってませんが、内部に潜んでますのでご安心を。
ある程度の段階でかき混ぜて食べると吉。
味はいわゆるかき氷。美味しくいただきました。

お店に着いたときは汗が浮いて暑かったのですが、
土間のような店の中に腰掛け、かき氷を食べ始めると途端にクールダウン。
冷房も掛かっていないのに不快な暑さを感じることもないのは
昔の建物だからなのかもしれませんね。
（今日は閉じてるシャッターを開けると、より風が抜けて涼しいそうです）

注文してから食べ終わって帰るまで、
オヤジさんは奥に引っ込む事無く、話相手になってくれました。
何を言ってるのか聞き取れないこともありましたが、
話を理解するよりも、相槌を打って話を進めることが大切だったような、
そんな気がしました。

「世田谷の氷屋さんは少なくなってしまった」
「その昔は向ヶ丘遊園あたりで天然氷を作っていたことがあるんだ」
（明治時代の話のようです）
「氷屋はお盆には休まないんだ」
「花火の時はそりゃ大変な賑わいだ」
「意外と量、あるでしょ」
などなど。

一杯のかき氷を介して江戸っ子なオヤジさんと過ごすひととき。
何だか不思議な時間でした。

席を立とうとすると、
昔ながらのヤカンから麦茶を注いでくれました。
かき氷のカップに注がれた麦茶をひと飲みすると、
「さっぱりするでしょ」と声がして、
ヤカンの中の凍った麦茶を見せてくれました。
なるほど、キンキンに冷えてるわけです。

礼を言って店を出ると「またね」と声を掛けてくれました。

わざわざ行くべきお店なのかと問われれば返答に迷います。
かき氷を食べたいだけならここである必要はないかもしれません。
でも、通りがかることがあるのなら是非立ち寄ってみて下さい。
そして、オヤジさんと話をしながらかき氷を食べてみて下さい。
（自転車なら2、3人で行ってちょうど良いくらいの店構え、です）

二子橋を渡り、河川敷を走ります。


今週末は花火大会です（8/16開催。荒天翌日）。
多摩サイは通行規制されるそうなので、何卒ご注意を。

遠くの山を見て若干の後悔をしつつも、結果的にはかき氷ポタリング。
今日はこんな日でそれはそれで良かったな、と思えました。

今日のデータ
走行時間1:16'40
走行距離25.99km
平均時速20.3km/h
積算距離1496.9km



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